15日のデーリー東北「ウラン濃縮工場 最後の系統きょう停止」の記事。寿命により大半が停止している…で始まっているけど、これまで停止しているのは全部故障による停止でしょ!
このウラン濃縮、最初の予定では2000年過ぎごろには1500tSWU(SWUは分離作業量の単位)の能力達成を目指していたんだけど、結局は故障続きで450tSWUしかできなかった施設です。寿命で止めたのは、15日に停止する遠心機だけで、それも寿命(原則10年間の稼働)が既にきていたのに、濃縮工場の運転実績だけは確保しようという姑息な考え方で無理に引き延ばしをしてきたのを、次の遠心機の予定が着いたので、系統そのものを停止するというものです。これによってこれまで使ってきた遠心機が放射性のゴミになるわけです。
要するにぜんぜん用をなさなかった機械です。これでまた新しい遠心機設置して核のゴミを増やして・・・あ~ぁ、いい加減にしてよ!
平野さんによれば「再処理のガラス固化と同様に旧動燃の設備を費用効果面から大型化したことによる欠陥が表面化、というより濃縮工場の場合、遠心記事体の開発が未完成状態=岡山人形峠で設置はされたものの稼働する前に原燃が採用を決めて、しかも、大型化したというのが故障の原因のようです」ということです。
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