2011年4月20日

もりもりAomoriの初申し入れ

19日にPEACE LANDともりもりAomoriで提出した要望書のことがちょっとだけ取り上げられていました。地元のATVというテレビ局ではニュースの時間に映像も流してくれたそうです。
「もりもりAomori」は十和田市のお母さんたちが中心になって、上映会や講演会などを主催するグループです。お母さんだけではなく男子もいますが・・・僕もメンバーだし。
今回の申し入れにはお母さん4人と赤ちゃん2人+僕の7人、そして県議の古村一雄さんも同行してくれました。
要望は以下の通りです。

青森県知事三村申吾様      2011年4月19日(火)

   福島第一原発事故に関わる緊急要望
   県土・県民を放射能汚染から守るための要望書
           
 3月11日の大地震・津波により県南地方は大被害を受け、その復旧のため日夜ご尽力に敬意を表します。
 同時に発生した福島第一原発事故は未だ予断を許さない状況であり、この間膨大な放射性物質が環境へ放出され、茨城県・福島県の野菜や原乳から放射性物質が検出されています。
また3月24日には、青森でも雨や空気中のチリなどから、福島原発由来と見られるヨウ素が検出されています。
 以上のことに鑑み、以下の要望をします。

 要望 
1) 現在ヨウ素剤は六ヶ所村、東通村、むつ市、横浜町などにしか常備していないと聞きます。福島原発も状況は悪化する一方です。一旦事故が起きてしまってからでは遅いので、青森県内の全市町村にヨウ素剤を常備し、何かの場合にはすぐに配布できる態勢を整えて下さい。
2) 青森県内の空間放射線量を天気予報の際に公開してください。
現在モニタリング・ポストは三沢までしか測定されていません。今後のことを考え、八戸市、十和田市をはじめとする全市町村にもモニタリング・ポストを設置してください。
また県内全域での水を定期的に検査、報告をしてください。
特に子どもたちが安心して遊べるように、学校の校庭地面の放射線量を測定し数値を公表してください。
3) 子どもたちに原子力関連資料の配布や、偏った原子力教育をしないで下さい。
資源エネルギー庁は子ども向けに様々な冊子を配布しています。青森県でも「あおもりエネルギーカレンダー」を学校で配布しています。また東北電力による出前講座を小学校で行い、偏った考えを子どもたちにうえつけようとしています。そのような子どもたちへの洗脳とも呼べる様な教育はやめて下さい。

この要望に対する回答を、5月9日までに文書でお願いします。

 青森県民そして全国の人々の生命財産と健康で文化的な生活が守られるよう、上記項目についてご尽力頂きたくお願い申し上げます。
   
 申し入れ団体 PEACE LAND、もりもりAomori(十和田市)
 連絡先 青森県八戸市廿六日町41-2F 0178-22-3269

東奥日報「市民団体が県などに原発の安全策徹底や施設の運転中止要望 」←クリック