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―NHKニュース―
六ヶ所の使用済み核燃料の再処理工場で、トラブルが相次ぎ作業が中断していることから、事業者の日本原燃は、最終段階を迎えている試運転の終了時期を、予定している来月から半年後の8月に大幅延期することを明らかにしました。
日本原燃の兒時真伊佐美社長は、再処理工場の試運転の終了時期を予定している来月から半年後の8月に大幅に延期することを決め、30日、国に届け出たことを明らかにしました。
また兒島社長は、トラブルが相次いでいるため中断している作業が再開するのは、順調に進んでも5月になる上、その後残された工程にもさらに3ヶ月かかる見通しを説明しました。
再処理工場で最終段階を迎えている試運転は、現在、放射性レベルの高い廃液を炉の中でガラスと混ぜて固める作業に入っています。
しかし、先月炉の中を傷つけたことがわかったほか、今月には、放射性レベルの高い廃液が、配管から漏れているのが見つかるなどして、作業は中断しています。
試運転の終了延期は7回目ですが、今回の延期は、その期間がこれまでで最も長くなっています。