2008年11月15日

11/14の保安院交渉の様子

11月14日経済産業省でのガラス固化に関する保安院交渉の様子のレポートです。50名もの市民が、しかも若いお母さんやサーファーなど若者が多かったようです。すごいね! 
それにしてもこんな席で寝ている奴がいるとは・・・。  

以下転載————————  

写真は、福島瑞穂議員・近藤議員・保安院の金城氏(向かって左側。右側の若い人は寝ていてサーファーに怒られた人です)。もう一つは、全景ですが、これでも全体は入っていません。まだ机があり、そこにも市民がいました。  

関西からは、小山さんアイリーンさんの3名が参加しました。
50名ほど市民が参加しましたが、若いお母さんやサーファーの若者などが多く、古株が少ないほどでした。お母さんやサーファの若者は、とてもよくガラス固化の問題を把握されており、交渉でも的確で厳しい追及をされていました。  

最初の1時間を費やした、「不可解な報告書」「途中計画の報告書」を受け取って、税金使ってWGまで開いた件について、なぜ突き返さなかったのかという問題です。  

福島瑞穂議員はこの問題で追及を続けられましたが、若いお母さんも、とても切実な声で「試験は妥当だったと報告書には書かれています。これが一人歩きしてしまう。不溶解残差を入れたら、すぐに白金族が溜まってしまったのに、なにが妥当ですか」、「このままでは、一般の人は、ガラス固化はうまくいっていると思ってしまいます」。保安院として「途中経過」「不可解な報告書」であることを、公式に表明するように求めました。しかし金城氏は、「新聞報道で保安院がそう思っているということは書かれている」と言うだけでした。  

これは、交渉の後で分かったのですが、原燃が11日に青森県で報告している内容では、やはり「結果報告」で「途中経過」など書いていません。 とにかく、前に進めたいという意図です。 

地層処分に耐えられない不合格品のガラス固化体を原燃はこの間作っているのですが(低粘性流体問題)、この問題については、金城氏は「どんなものであっても(最終)処分する」などと言いだし、主婦の人は「金城さんの家の庭に埋められるのですか」とも発言されていました。  

東京は、保安院がありますから、直接彼らの言葉を聞くことができ、この間、ガラス固化の問題で何回かこのような交渉を行っています。そのため、新しい参加者はとてもよく勉強されており、保安院の「安全」がいかにひどいものかを自らの中に蓄積され、このままではダメ、頑張るぞという意欲が強まっていると感じました。 
記者会見にも参加され、活発に発言されていました。祝島のことも少し話しました。  

溜まった白金族をかき混ぜる棒すら入らないという状況です。 不溶解残さを入れれば、また無惨な姿になるでしょう。  

本格運転前に、アクティブ試験の段階で六ヶ所再処理工場を止める大きな鍵がガラス固化ですね。改めてそう感じました。