2010年1月29日

再処理と朝青龍

いつもいつも厳重注意の朝青龍事件はこんなに報道するのに、いつもいつも厳重注意の再処理は見て見ぬ振り!相撲は国技、再処理は国策・・・
原子力安全委再処理プロジェクトチーム会合でも厳しい意見が出るだけの出来レースですか?

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そしてレンガ回収は3月にずれ込み。

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でも社長は「遅れを吸収し得ると考えている」とプレッシャーをかける。
今度やったら解雇か?

2010年1月28日

そんなに揺れた?

1月24日夕方に青森県東方沖を震源とする地震が起きた。東通村脇野沢地区で震度4を観測したが、当の地元住民は「そんなに揺れたの?」と首をかしげていると言う。実際八戸でも地震があったのはわかったけど、東通村で震度4と聞いて驚いた。

新聞記事によると、弘前大の過去の調査では、震度計が軟らかい地盤の上に設置されたため揺れが増している可能性を指摘。
(中略)
震度4といえば「田名にある食器類が音を立て」「座りの悪い置物が倒れる」ほどの揺れだが、同地区の無職男性(81)は「1度だけ『ドン』という震動はあったが、それっきり。地震なのか分からなかった」。
コンビニエンスストア経営の男性(65)は「小田野沢の震度が大きく出るのはいつものこと」と意に介さないが、「ここだけ大地震が起きたみたいに思われるのはちょっと・・・」と苦笑いを浮かべる。
(中略)小田野沢地区に隣接する白糠地区では、東北電力東通原発1号機が稼働中。村幹部の1人は「村民の防災意識の高揚につながるという意味ではプラスの側面もある」と話す一方、別の幹部は「震度速報は確かにピンとこない時がある。やはり正確な情報がほしい」と本音を漏らす。

これってどうなの?震度計の設置してあるところだけが地盤が軟らかいの?それともそのへん一体の地盤が軟らかいの?どっちにしてもこのへんは地震が多いんだから、そんなところに原発作るなって!!

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2010年1月11日

09青森県内110番通報まとめ

この前の投稿で「非常識な青森県」を書きましたが、この「09青森県内110番通報まとめ」を読んで驚いた…っていうか笑っちゃいました。ちょっと抜粋します。

青森県警が10日の「110番の日」に合わせてまとめた2009年の受理状況によると、県警への110番は前年より2416件減の5万1654件。うち、いたずらや無言電話などの無効件数は708件増の9458件で、全体の約2割に上った。“有効”とされた中にも、身の回りの相談約定など緊急通報用の110番になじまない内容が4分の1もあった。

さてその「なじまない内容」とは・・・

・花火大会が中止になったのに、なんで警察はおしえてくれないのか
・新幹線の乗り方を教えてほしい
・ネコが車の上に乗ったまま動いてくれない
・アパートのピンポン(チャイム)をしつこく押す人がいるので見てほしい(本人が見たら妹だった)
・妻が夕食の支度をしないで出掛けた
・炊飯器のスイッチが壊れている
・家に帰ったら、スニーカーがなくなってサンダルになっている(酔っ払って履き間違い)
・防犯ブザーが鳴って止まらないので止めてほしい

新年早々笑わせていただきました。
おめでとうござます!

2010年1月9日

非常識すぎる青森県

青森県は核燃サイクル政策に関する申入書などを勝手に原燃に提供していた。
県は「申し入れ書はマスコミにも提供されており、オープンな情報。提供は県の裁量の範囲内」と言っているが、常識的に考えたらそれで済む問題ではないでしょ。これが当たり前ということで通ってしまったら県民との信頼関係なんてない。

また先日申し入れの回答をもらいに行き、渡辺満久教授たちが発表した「再処理工場直下の活断層」の問題に関して、「異論のある教授との討論会を設けて下さい」とお願いしたところ、「あなたたちとは考え方が違うので・・・」なんて言う始末。「考え方が違う」で済む問題じゃないし、それを言ったら何でも「考え方が違う」で終わっちゃうじゃないですか。

東奥日報の記事は下の「東奥日報」をクリックして、出て来たページの「▼核燃・むつ小川原の関連記事を見る」をクリック、そのページの「ニュース」の欄にある「反核申し入れ書 県が原燃に提供(2010.1.8)」をクリックして全文を読んで下さい。

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2010年1月8日

反省できない人たち

電事連の森詳介会長(関西電力社長)が青森県庁での取材に対して、「再処理工場の遅れは十分カバーできる」と答えたそうだ。去年高レベル廃液漏れが起きてから立て続けにいろいろな事故が起きた原因を「スケジュールの遅れを取り戻そうとしたプレッシャーが作業員に焦りを与えた」というような発言をしていたが、まだそんなことを言っている。「10月の完工に間に合うように努力する」とか言うんだったらまだ分かるけど、記事にも「10月の工場完成は厳しくなりつつある」と書いてあるではないか。本当にこの人たち反省できない人たちだ。それがヤバイんだ!!

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核燃税率6.4倍〜消えた記事

今年からデーリー東北では「おしえて!ペン太くん やさしいニュース解説」が始まりました。みんなが「それってなに?」とか「なんで?」と思うような用語やニュースを、ウミハチとペン太くんが分かりやすく説明してくれるって言うものです。
その第2回目は「核燃税率を上げたのはなぜ?」というテーマです。
とても分かりやすく説明してくれています。
それにしても6.4倍って何?ねだるほうもねだるほうだけど、出すほうもよく出すよ・・・と思ったけど、これってけっきょくみんなの電気料金から出てるんじゃないの?おいおい、勝手にそんな税率決めるなよ!

デーリ−東北「核燃税率を上げたのはなぜ?」
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さっきまでデーリー東北の「企画・連載」に「おしえて!ペン太くん やさしいニュース解説」があったのに、なくなっている。なぜ?「おしえて!ペン太くん」

ということで全文を書くことにします。

「核燃税率を上げたのはなぜ?」
青森県の税収の1割 減りそうになってアップ

青森県は今月から、核燃料物質等取扱税(核燃税)のうち、使用済み核燃料再処理工場の貯蔵税率を約6.4倍に上げた。

ウミハチー難しい名前の税金だね。
ペン太 六ヶ所村には、全国の原子力発電所で燃やし終えた核燃料から、まだ燃やせる燃料を取り出す(再処理する)工場がある。主にここに運び込まれる燃料を対象に、県が工場を運営する日本原燃から税金をもらっているんだ。
 再処理工場や原子力発電所など、危険性がある施設を受け入れる見返りの一つが核燃税で、こうした見返りは“核燃マネー”と呼ばれることもあるよ。県は1991年に核燃税を創設。最近では県全体の税収入の1割前後を占めているんだ。
 ーなぜ一気に税率を上げたの?
 県は燃料を運び入れる時に一度税金をもらって、その後、再処理するまでの間ためておく期間(数年)似ももらっているんだ。
 ところが工場はトラブルが続いて再処理が進まないため、再処理する前の核燃料をためておくスペースが満杯に近づいている。だから、しばらくは核燃料を運び入れる量が大幅に減りそうなんだ。
 運び入れる量が少なければ、もらえる税金もその分減る。困った県は、現在ためている分から多くもらって、当初の予定通り、10年度から2年間で296億円の税収を確保することにしたんだ。
 運び入れる量が減る分を、ためている分で補おうとすると、ためている分の税率が約6.4倍になるんだね。
 —すごい額・・・。税金を納める側がよく納得したね。
 核燃料を運び入れる量が減るのは、再処理工場でトラブルが続いているのが大きな原因だよね。だから原燃は県にお願いされると「そんなの嫌だ」とは言いにくいんだ。
 「もともともらえるはずの税金を確保するためだから、税率を上げてもいいでしょ」といけんのお願いを聞いたんだ。本音では、税金を増やされるのはいやだろうけどね。

2010年1月7日

隠してしかできない核仕事(隠し事)

イギリスからの高レベル放射性廃棄物が六ヶ所に運ばれてくる。まあこれはイギリスに委託した仕事だから、そこでできたゴミを引き取るのは当然だろう。イギリスから船に載って超危険な放射能のゴミが返ってくる。もし途中で何かあったらと思うと・・・あ〜考えたくない!でも考えたくないでは済まされない問題だ。テロ対策防止策の一環で入港予定日を明らかにしないと言う。でもテロを考えるようなやつらにとってはそんな情報収集はいくらでも可能だろう。原子力を、いや核を人間が使うかぎりこういう問題はなくならないだろう。核の廃絶とは原子力も含めて考えるべきだ。
しかも六ヶ所に運ばれてくる高レベル放射性廃棄物は東京電力、関西電力、四国電力、九州電力で使った核燃料からできたゴミだ。
しかもしかも、最終的な処分地は今だに決まっていない。六ヶ所村ラプソディーの中で、東京大学の班目教授は「けっきょくはお金でしょう!」とのうのうと言った。
青森県の三村知事は自分で高レベル放射性廃棄物を作る許可を出しておいて、そのゴミは自分のところには置きたくないと言って閣僚に確約を取って回っている。
事業者も政府もマスコミも「エコだ。リサイクルだ。」と言いながら、この超危険なゴミのことに関してはダンマリを決め込む。しかもNUMOに至っては「このゴミはお前たちの責任なんだから、どうにかしろ!」というようなコマーシャルを垂れ流している。
核に平和利用なんてない!
1日も早く手を引くべきだ。それにしても世界中にはすでに沢山の核のゴミが散らばっている。

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