2010年8月17日

いいかげんねん

日本原燃再処理工場の排気筒に設置した流量計の値が基準範囲外だったのに、その数値が適切かどうかを評価していなかった事例が28件もあった。この流量計は、排気筒から放出する放射性物質濃度や放出量を計算するために使用するという。ならばこの数値は再処理工場にとってはものすごく重要な数値のはず。原燃は「数値の記録が見づらく、確認作業をした社員が見落としていた」と言っているが、なぜそんな見づらい記録の仕方をするのだろう。例によって「周辺環境への影響もない」と言っているが、問題は会社の在り方自体ではないのか。それにこんなに何度も何度も保安規定違反をおかしておきながら、この会社を営業させている日本の原子力政策も大問題だ!

デーリー東北「再処理工場で保安規定違反」←クリック

2010年8月11日

青森県議恥を知れ!

8月10日に行われた海外返還放射性廃棄物の六ケ所受け入れに関する市町村長会議で、現青森市長の鹿内さんが、三村知事ら県側や事業者の姿勢を追及する場面があったという記事。
「知事が06年に1度、再処理工場が試運転中なのを理由に要請を門前払いした経緯を踏まえ、「試運転はまだ終わっていないのに、なぜ今回は検討したのか」「事業者は六ケ所以外の受け入れ先を探したのか」「最終処分地を見つけることができるのか」などと迫った。また知事が「返還が遅れれば日本が国際的な信頼を損なう恐れがある。今回は経済産業大臣から強い要請を受けた」と答えると、市長は「国際信頼は国と事業者が責任を負うべきで、地方自治体が犠牲になる必要はない」と反論。」さすが鹿内さん、自民党の県議たちが「みかえり」や「地域振興」「交付金」…要するに「金」のことしか考えていないのに対し、鹿内さんはもっと基本的な姿勢を糺している。恥ずかしくないのか自民党をはじめとする多くの青森県議会議員!!こういう政治家たちは多かれ少なかれ金まみれだろう。

デーリー東北「鹿内青森市長、県議時代さながらに追及」←クリック

デーリー東北「県原子力懇話会 受け入れ容認が大勢」←クリック

デーリー東北「返還廃棄物受け入れ 自民、県と主導権争い」←クリック

デーリー東北「三村知事に自民県連 核燃サイクル協提案へ」←クリック

のろますぎる対応

7月30日に高レベル放射性廃液を漏えいし、3日後の8月2日まで報告せず、国に「漏れたのは高レベル放射性廃液でした」と報告書を提出したのが1週間後の8月9日。こんなのろまな対応でもし何かあった場合対処できるのだろうか?しかも今回は作業員1人が被ばくしている。それも顎にだ!そのへんの経緯は「地球とともに」のブログに詳しい。ホントにこんな会社がこのような危険な物質を扱っていていいのだろうか。これは黙って見過ごせる問題ではない!

デーリー東北「高レベル廃液漏れと断定 原燃、国に経過報告」
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2010年8月6日

福島県知事に抗議文を送ろう

ワォ~ッ!今日4本目です。

この暑さの中、福島県庁前では福島でのプルサーマルを認めさせてはならないと座り込みが続いています。どんな言葉でもいいので送ってください。1通でも多い方が座り込みをしている方々には励みになるはずです。みなさんよろしくお願いします。

つい先ほど福島の佐藤雄平県知事はプルサーマルの受け入れを正式表明したようです。なので、メッセージから「抗議文を送ろう」に変更します。

以下転載です。

みなさまへ 転載・転送歓迎

昨日呼びかけさせていただいた福島プルサーマルを認めないよう求める福島県知
事宛メッセージについて、今朝までに32名の方からお寄せいただきました。1
0枚にまとめて打ち出したものを、福島で座り込みを続けるみなさんから、県庁
に提出していただきました。また、メッセージの中身をフクロウの会のサイトに
アップさせていただきました。ありがとうございました。

福島県庁前の座り込みは来週以降も続きます。MOX燃料の装荷させないために、
引き続き、メッセージをお寄せください。お寄せいただいたものは随時県庁に提
出いたします。まわりのみなさんにもお知らせください。よろしくお願いいたし
ます。

サイトの送信フォームから送ってください。

これまでに寄せられたメッセージはこちらでご覧いただけます。


阪上 武(福島老朽原発を考える会)

これは環境保全じゃない

今日3回目の投稿・・・
記事より抜粋

むつ市の廃棄物処理業「青森クリーン」が同市奥内に計画している最終処分場拡張事業で、青森県環境影響評価審査会は5日、青森市内で部会を開き、同事業の環境影響評価の準備書について三村申吾知事に答申した。
答申では、現場に生息する希少なトウホクサンショウウオをほかに移す際の具体策を示すよう求めるなど、環境保全に関して、4項目の意見を付した。

これって環境保全じゃないでしょ。ほかに移してそれでOKだったら、日本中の希少生物を1か所に集めて、廃環境保全・・・なわけないでしょ。生物多様性条約COP10開催国なのに、国や行政の意識がどん底!

安全よりみかえり

イギリス、フランスからの返還放射性廃棄物の受け入れに関して、青森県議会自民党会派でもめているらしい。でもその内容が放射性廃棄物の品質や安全性ではなく、地域振興…こういうと聞こえはいいけど、けっきょくはどうやって金をたくさん出させようか、ってことでしょ。そりゃお金も大事だよ、でも一番大事なのは県民の命だろ。「安全性は確保できる」とは、何を根拠に言っているのだろう。たぶん「国が安全だと言っている・・・」という答えが返ってくるだろう。もっとまじめにやってくれよ。

デーリー東北「返還廃棄物意見集約至らず 県議会自民会派」←クリック

AでだめならBでいけ

再処理工場のガラス固化体製造試験、A系統の溶融炉でつまづき、もうすぐ始めてから3年が過ぎようとしている。そんな中原燃は7月に「高レベル廃液を含むガラス溶液の抜き出し不調が発生した溶融炉(A系統)とは別の、使用していない溶融炉(B系統)で製造試験を再開する」と発表し、国に提出した運転方法改善報告書の中にもそのようなことが書かれていたようだ。でもそこには「B系統での具体的な計画が十分に盛り込まれていない」として、原子力安全・保安部会核燃料サイクル安全小委員会の再処理ワーキンググループは「より詳細な計画を示すよう」求めたということだ。でもAでだめだからBでいきます…ってそんな簡単に計画変えれるような作業じゃないだろ。

デーリー東北「試験再開で保安院、原燃に詳細計画要求」
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2010年8月4日

青森県設備投資計画調査

今日のデーリー東北の記事「青森県 7.9%増、2年連続プラス 電力除けばマイナス22%」
「日本政策投資銀行青森事務所は3日、2010年度の青森県設備投資計画調査の結果を公表した。全産業の設備投資は、前年度比7.9%増。ただ、8割強を占める電力関係を除けば、22%減。
また非製造業は、13.7%増、原子力関連の投資を継続する電力の動向が、計画を大きく引き上げた。電力関係を除けば、5.6%減。」あ~ぁ・・・核燃マネーにすがるしかない状況ができちゃってる。それにしても原子力ばかりに何でそんなに金をつぎ込むんだ?

東京にも原発建てられるぞ!

国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長が8月2日、シンガポールのリー・クアンユー公共政策大学院の講演で「人が居住する地域から離れたところに原子力発電所を建設すべきといった規則はない」と発言したという。さあ電気の大消費地、東京や大阪に原発を誘致することが可能になったぞ。送電ロスも少ないし、発電時にはCo2を出さないクリーンな発電(と電力会社は言っている)だし…今回の天野氏の発言で大都市周辺に建設しても安全確保はできるとなったら、さあ、東京に原発を誘致しよう。

「原子力発電所、居住近くでも建設可能」←クリック

2010年8月3日

漏らしの達人

六ヶ所再処理工場でまた高レベル放射性廃液漏れ!!!しかも放射性物質の付着を確認したのが7月30日だというのに、国や県、村に報告したのは3日後の8月2日。そして作業員の一人が被ばく、報告では「基準値を下回るごく微量の放射性物質が付着」となっているけど、付着した箇所が「あごなど」となっている。どういう経緯で付着したかは書いてないが、もしちょっとずれて口に入ったりしたらやばいんじゃないの!同じ様な事を何度も何度も繰り返し、そのたびに厳重注意を受け、テレビでは「ひとりひとり ひとつひとつ 昨日と同じ現場はない・・・」なんて言ってる。そりゃそうだ日ごとに汚染を広げているんだから・・・こんな会社がこうやって続けていられるのが不思議???

デーリー東北「再処理工場でまた高レベル放射性廃液漏れ」←クリック

デーリー東北「試験再開に影響も、過去と異なる工程で発生」←クリック

「がんばるみんなを応援しています」なんて言ってる場合じゃないだろ!!