2009年4月3日

規定違反やメチャクチャな作業

原子力安全・保安院があまりにもいい加減な原燃の危機管理に対して初の保安規定違反を発した。しかも原燃は今頃になっていろいろな問題を発表している。その一つに高レベル廃液漏れの洗浄作業中に、セルの壁を貫くプラグと壁のわずかな隙間に廃液を含む洗浄液がしみ込み、セル外で基準を上回る放射線が確認されたという発表がある。それに対して「基準値を大きく下回っていた。想定していた事象でもあり報告しなかった」という発言をしている。この意識こそが問題です。そしてもう1つ、溶融炉に攪拌棒を入れて白金属を押し出そうとしている作業の最中、攪拌棒が傾いているのを確認したのにも関わらず、さらに加重をかけて押し込んだという。たぶんこういういい加減な作業が日常的に行われているんでしょうね。こんな会社が再処理なんていう危険物質を扱う仕事をすべきじゃありません。
デーリー東北、東奥日報の4月3日の記事をお読みください。


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