2009年4月27日

ウラン濃縮施設も溶融炉も欠陥商品

元原燃トップだった豊田正敏氏が、最近原子力委員会に提出した意見書の中で「十分な実証が確認されないまま実施主体の原燃に引き継がれ、著しい損害を被ったことは遺憾だ」と旧動燃からの技術移転の在り方を批判し、「ウラン濃縮施設、溶融炉とも欠陥商品。両設備について技術開発し、実用化を十分確認しなかった旧動燃に全責任がある。原燃は原子力機構に改修を要求すべきだ」などと強調していると書かれている。
さあ仲間内で責任のなすり合いが始まりました。記事を読むと、「原燃はラ・アーグで実績のある方法でガラス固化体を作ろうとしたけど、動燃が国産技術で作った溶融炉を使えっていうからそうしたんだけど、実はそれはちゃんとガラス固化体ができるかどうかを確認した技術じゃなかった。そんな欠陥商品を原燃に納入した動燃が全部悪い。原燃はだまされたんだ。だから動燃でウラン濃縮施設も溶融炉も直せ」っていう話なんでしょ。要するに原子力産業にいるやつらのいい加減さを暴露しちゃいましたね。っていうか、そんな欠陥品を使った工場をそのままにしておくなよ。住んでいるものにとっては、こういう危険な物質を扱う工場の機械が欠陥だったっていうことは重大事ですよ。
もう再処理は止めでしょ!

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