2009年5月9日

続々故障の再処理工場

今度は前処理建屋にある安全蒸気ボイラーの一台が、故障警報が出て自動停止。続々故障!だから早いとこ止めようぜ!!

 同ボイラー(円筒形、直径約二メートル、長さ約三メートル)は、工場内で高レベル放射性廃液などが床に漏れた際に、液を回収するスチームジェットポンプに蒸気を送るためにあるが、もう一台のボイラーが健全なため、安全上の問題はないとしている。

 安全蒸気ボイラーは、一般ボイラーがすべて停止した場合など、主に緊急時のバックアップ用として使用。月一回の頻度で作動確認を行っている。

 原燃によると、七日午前九時半すぎ、確認のため二台のうちの一台を起動したところ、間もなく燃料であるLPガスの供給圧力が規定値より高いことを示す警報が出た。警報の原因は不明。

 一月に起きたガラス固化建屋での高レベル廃液漏れでは、廃液回収に一般ボイラーの蒸気を使用した。

 その後の機器洗浄に使った水の回収では、安全蒸気ボイラーを使ったこともあるという。