2011年4月28日

原子力推進派の要望書

1週間ほど前のニュースになってしまいましたが、むつ下北の2団体(むつ下北地区商工会連絡協議会、むつ下北地区エネルギー懇談会)が、東京電力、東北電力、リサイクル燃料貯蔵、電源開発の4事業者に対して、関連施設麹の早期再開を求める要望書を提出した。福島第一原発に事故の影響で青森県内の原子力関連施設の工事が中断したことで、地域に大きな経済的損失が生じたと指摘し、安全面を検証したうえで、早く工事を再開してほしいと求めたということだけど、今この時期に「安全面を検証したうえで…」ということ自体がおかしい。それに福島の現地で作業に当たっている方々もいる。とにかくあまりにも節操を欠いた考え方ではないだろうか。原子力とはこのように常識を欠いたり、倫理観を失った人々を作り出してしまう装置でもある。要するに原子力をとりまくあらゆる構造こそが問題なので、ここから早く脱却しなければ日本も地球も終わってしまう。

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