2010年12月8日

化学工場を嫌う土地

デーリー東北12月8日の時評・・・「むつ小川原開発 失敗の歴史、検証が必要」。
県が後押し・・・(というか一緒になってだと思うんだけど、)して進めた「クリスタルバレイ構想」、7月に経営が行き詰まった東北デバイスに続いて、この構想の中心企業AISが破産手続きをした。青森県も3億円以上助成している・・・って言うけど、3億円以上っていくらだ?これは県民の税金で賄われる。
これをけん引してきた蝦名副知事の責任は重い。核燃サイクルも積極的に進めたがっているのは、この蝦名副知事だ。これまでにも「むつ製鉄」に始まり幾度となく国策に振り回されてきた「むつ小川原開発」。なんかこの土地が化学工場を嫌っているんじゃないかと思えるほど・・・。風車が分別なく立ち並ぶ風景もちょっと不気味です。
開発40年目にしてこれです。

10年前の2000年には、東奥日報が1月から8月まで「巨大開発30年の決算~検証・むつ小川原~」として特集して連載していました。

今年のデーリー東北の「むつ小川原」関連の記事はここから読めます。

下北半島が海の幸そして酪農と花の半島だったらどんなに素敵でしょう。そしたら、お金かけて大々的に宣伝しなくても、新幹線に乗ってピースフルな人たちがほど良く来るでしょう。それが“青森らしさ”でしょ。

2010年12月5日

新幹線全線開通

12月4日、東北新幹線の八戸~新青森間が開通し、全線開通となった。この裏では、もちろん核燃サイクルをめぐる政治的取引があったのだろう。これまでの東北本線、八戸~青森間(正確には目時~青森間)は新幹線開業にともなって並行在来線としてJR東日本から経営分離し「青い森鉄道」として、青森県が保有する第3セクター鉄道になった。JRから並行在来線の資産を取得する際に、核燃サイクル施設特別交付金50億円が交付された。青森県は新幹線すら“核燃マネー”に支えられている。

2010年11月28日

エネルギー館リニューアル

青森市にあるアスパムという物産館に「エネルギー館」という施設があります。12月4日の新幹線開業に合わせてリニューアルしたそうです。このエネルギー館の名称が「あしたをおもう森」。原子力の推進派も反対派も「未来の子どもたちのために」といいます。これはきちっと議論すべきでしょうね。「未来の子どもたちのために」とういうテーマで推進・反対のディベートを持つべきではないでしょうか。










なにも知らない子供たちが群がっています。いずれにしても子どもをダシに使うのはやめましょうよ。

デーリー東北「エネルギー館リニューアル アスパム」←クリック

2010年11月23日

漏れたか漏れていないのか

昨日の記事「北朝鮮のウラン濃縮 六ヶ所がモデル」に対して、原燃と原子力機構がウラン濃縮技術の流出、漏えいはないとコメントした。さてさてこれはどういうことだろう?北朝鮮が故意に六ヶ所の名前を出したのか、それとも本当に六ヶ所の遠心分離機をモデルにしているのか・・・漏らしの大家・原燃だしな~、最近の尖閣諸島の中国漁船の映像の流出もあることだしな~。情報はどこからどうやって漏れていくかわからない。だから早いとこ原子力なんてやめた方がいいってことでしょ。とにかく核は諸悪の根源です。

デーリー東北『北朝鮮のウラン濃縮疑惑に原燃「漏えいない」』
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2010年11月22日

北朝鮮のウラン濃縮 六ヶ所がモデル

北朝鮮寧辺に完成したばかりのウラン濃縮遠心分離機は、その数1000基とも2000基とも報道されているけど、モデルとなったのは六ヶ所の遠心分離機だという。このニュースは今日のデーリー東北の1面トップにでかでかと取り上げられていた。日本でウランの濃縮をすることは大して問題にされない、されるとしても3面に小さな記事ででるだけなのに、北朝鮮やイランのウラン濃縮は大々的に報道される。北朝鮮やイランは兵器への転用の可能性があるってことだけど、原子力発電やめなけりゃいつまでもこんないたちごっこが続くだけだろ!!
でも六ヶ所の遠心分離機がモデルなら、失敗続きかも・・・。でも北朝鮮の方が技術が上かも!
ちなみに、日本人の中には日本でも同じようにウランの濃縮をやっているって知っている人は少ないだろう。

東奥日報「北朝鮮が新濃縮施設/六ケ所の遠心機モデルに」←クリック

2010年11月21日

どんだけ金あるの

2日ほど前の記事ですが、11月19日のデーリー東北「電事連10億円支援検討 県内25市町村に」。再処理工場は2年の操業延期を宣言し、「もんじゅ」の知恵は3tの装置と一緒に原子炉容器の中に落っこちてしまった。これでますますお金がかかるっていうのに、青森県の25市町村が「俺たちにも金をよこせ…」って言ったのに対し、総額で10億円の支援を検討しているという。どんだけ金があるんだよ・・・といってもこのお金みんなが払って電気料金や税金から支払われるんでしょ。ねだる方もねだる方だけど、金出す方も出す方だよね。行政レベルでたかりやゆすりみたいなことをやっている。これってまともな事業じゃないでしょ。

デーリー東北「電事連10億円支援検討 県内25市町村に」←クリック

2010年11月16日

誠意ある回答って何だ?

『青森県知事と関係閣僚が意見を交わす核燃料サイクル協議会が15日、東京都内のホテルで開かれ、仙谷由人官房長官は「サイクルを強固な国家戦略として着実に推進する」と強調。協議会後の会見で三村知事は「誠意ある回答をいただいた」と国の姿勢を評価した。』と記事にはあるが、「誠意ある回答」って何だろう?三村申吾青森県知事はよく意味不明な言葉づかいをするが、これまでの流れを見れば、国が誠意なんて持っていないことはよーく分かる。今日のデーリー東北には核燃料サイクル協議会に関する記事が3つ掲載されていたけど、「国の回答従来通り 核燃サイクル協解説」の記事には新聞社さえ疑問を持っている。そんなにおっかなびっくりなら早いとこ止めちまえ!!

デーリー東北「政府 着実な推進約束 核燃サイクル協」←クリック

デーリー東北「国の回答従来通り 核燃サイクル協解説」←クリック

デーリー東北「三村知事が第二再処理工場に言及 サイクル協」←クリック